ロンダに咲いた桜
絵本「さくらとロンダ」Sakura y Ronda
Los Cerezos en Flor de Ronda
創作サルスエラ「ロンダに咲いた桜」(中村瑛子女史の手記を参考)
脚本・構成・演出:桜田ゆみ 2015年4月7日 初演
横浜スペイン協会 創立25周年記念公演(於:代々木上原MUSICASA)
日本スペイン外交150周年事業
絵本「さくらとロンダ〜ある絵画家の夢〜」
企画・構成・文:桜田 ゆみ
スペイン語手記:中村 瑛子
訳:小野 瑠奈アンヘラ
挿絵:ホセ・カベサ・ディアス
2018年4月19日より全編公開
【作品概要】
横浜スペイン協会創立25周年記念のために書き下ろした、スペインの歌と日本の歌、スペイン舞踊で綴る、画家・春田美樹の半生の物語。1975年に、スペインのアンダルシア地方のロンダ市に移り住んだ画家の春田美樹氏( 1925- 1995)は、スペインと日本の親交と平和を願い、日本の桜の植樹を決心し奔走する。この夢に、元・横浜市港南区長の下山貞明氏が協力し、使節団を結成。春田氏とロンダに桜を咲かせるまでの実話を、桜田ゆみがスペインの喜歌劇 “サルスエラ” 風に創作した。
2018年3月、絵本「さくらとロンダ」に編集し、日本スペイン外交150周年記念の認定事業として、日本とスペインにて発表。日本語版とスペイン語版を両国に寄贈。
あらすじ
主人公の春田美樹は、画家を目指していたが、生計をたてるために日劇ミュージックホールでアルバイトをしていた際に、ひょんなことから舞台に引っ張り出され、そのキャラクターがうけ、「神風タレント」と呼ばれるコメディアンになる。帝劇ミュージカル「モルガンお雪」や、初期のテレビ時代には大変な売れっ子だったが、再び画家を志すようになる。東郷青児に弟子入りし、ヨーロッパへ画家修業の旅に出ると、スペインで伯爵家の令嬢と結婚。ロンダに移り住み、画家として、そして日本とスペインの架け橋として生きてゆく。ある時、満開のアーモンドの花を見て、ロンダに日本の桜を植樹することを思いつく。桜の精は、病にたおれ、余命わずかな春田美樹の願いを叶えようとするのだが…。